____spoon

 

|L150|

 

¥1,650-

 

―material-

 

black walnut (胡桃)



 初めてスプーンを作ったとき、私はシルバースプーンの美しさに魅せられていた。限りなく無機質に、木を思わせない曲線を目指していた。

 しかし、最近になって思うのは、木は木であるということ。鉄は鉄であるということ。モノである、スプーンである、机である、家である、という前に、木は木であり、鉄は鉄であり、ガラスはガラスであり、紙は紙であり、手は手であり、人は人なのだ。

 「こう在るべき姿」などというのは自分の中で作らなければ、存在しないものであり、モノというのは、それそのものにこそ、潜在的な美しさを秘めているのだと感じている。