
____夏野菜 ~とまと~
―もくじ―
-野菜を作る-
春にまいた種は芽をだして、ぐんぐんと茎をのばしていった。
夏、間近____。
灼熱の季節を前に、彼は青い実をつけた。
高田の家には、広い棚田の中に、私の小さな畑があります。畑のやり方は人それぞれで、耕し方から肥料の入れ方まで、三者三葉だと、私は感じています。このページでは、春から種をまいて、トマトが実るまでの流れを記したいと思います。

1.種まき
↓
2.柵作り
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3.土作り
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4.植え付け
↓
5.手入れ
↓
6.収穫
という流れです。
1.種まき
時期__3月の下旬
ポットを用意します。
畑の土と肥料を少量混ぜ合わせます。
→肥料は、うちではコンポストで生ごみと腐葉土を混ぜ合わせた自家製肥料を使っています。化学肥料のような爆発力はないですが、十分だと私は思います。不思議なほどににおいはありません。
ポットに入れ、種をまきます。
野菜の栽培は、その土地の気候、気温等によって各作業を行う時期が変わって気ます。しかし、絶対に破れない厳密な数字があるわけではなく、ざっくりと「このくらいに植えれば、この野菜はすくすく育つことが多いです」というものです。
彼らは生きています。もし、大幅に時期が遅れてしまっても、一か八か試しに植えてみてもいいと私は思います。

2.柵作り
ポットで苗が育っている間に柵を作りましょう!
山中の畑では、高さ1500mmをこえる柵を作っておかないと、一晩にして丸坊主になります。ここ、高田では、虫や鳥による作物被害よりも、圧倒的にシカ、イノシシ、ウサギなどによる獣被害に悩まされています。ここで畑をするには、それらが入り込めないような柵を作ることが必要です。
柵の作り方は、人によって全然違います。
・ポールを立ててワイヤーを引っ張る
・ポールを立てて漁網を貼る
・建築用ワイヤーメッシュを連ねる
・とたん板を連ねる
・木の柵を作る
ざっと思いつくのはこんな感じです。
私は、3番目に書いた、ワイヤーメッシュを連ねる方法を使って、柵を作りました。



3.土作り
土を耕します。
→中には、耕さないという人もいますが、私は耕します。土を混ぜ、雑草を根から取り除きます。
木灰を混ぜます。
→ホームセンターなどに売っている「石灰」でも構いません。私は薪ストーブがあるので、燃えカスの灰を集めておき、土と混ぜ合わせます。野菜は、成長する過程で、土を酸性に変えてしまうので、ここでアルカリ性に近づけるという意図があります。よく混ぜ合わせたら、枯れ草をかぶせ、湿気を保った状態で1週間ほど置いておきます。
肥料を混ぜます。
→木灰を混ぜてから1週間後、今度は肥料をまんべんなくかけていき、よく混ぜ合わせます。そして、また枯れ草をかけておきます。

4.植え付け
時期___5月上旬
ある程度苗が大きく、強くなってきたら、畑への植え付けを行いましょう。大きくなってもある程度葉っぱが干渉しあわないくらいに感覚を開け、畑にポットくらいの大きさの穴をあけ、植えつけます。軽く土をかぶせ、水をやります。
5.手入れ
添木をたてましょう。
→ある程度大きくなってくると雨風にあおられて倒れてしまうことがあるので、早めに添木をたてて、ひもで軽くくくっておきましょう。高めの添木をたてておくとよいでしょう。トマトは意外に大きくなります。
剪定をしましょう。
→葉がわさわさと生い茂りすぎると、葉にばかり栄養がいってしまい、実をなかなかつけなかったり、実が大きくならなかったりします。葉は、ある程度剪定します。葉の剪定は、「わき芽」といわれるものを落としていきます。わき芽とは、枝分かれから派生した、二段階目の枝分かれのことです。この葉をこまめに落としていくことが、収穫量に大きな影響を与えます。
水をやりましょう。
→晴れた日は、定期的に水をやりましょう。私は、朝、夕に1回ずつ水をやります。熱い昼間にやってしまうと、水が温まってしまい、かえってよくないので涼しい時間帯にしましょう。
6.収穫
赤く大きく実がなると、食べごろです。ひび割れが出る前に収穫することをお勧めします。
―ワンポイント―
最後にワンポイントアドバイスです。トマトやナスは、実は強敵はシカやイノシシだけではありません。一番の強敵は実は、「カラス」なのです。奴らは、実が赤くなるころに飛んできては、熟れた実を食い荒らしていくのです。なので、トマトは、実が赤くなるまでには、鳥が食べれないように網をかけておくことをお勧めします。
